子どもの自己肯定感を「家族でつくる物語」で育む。

パーソナライズ絵本「マイステラ（MY STELLA）」、共創型ギフトとして注目拡大

1955年創業の印刷会社・有限会社飯塚印刷（所在地：静岡県静岡市葵区、代表取締役：飯塚眞章）が運営するパーソナライズ絵本ブランド「マイステラ（MY STELLA）」は、家族の特徴や写真、メッセージをもとに“世界に一冊だけの物語”を制作するサービスです。2025年3月の正式ローンチ後、誕生祝い・誕生日・記念日のギフトとして利用が大きく伸びており、2025年度グッドデザイン賞（システム／サービス部門）を受賞。家族で物語をつくる「共創体験」を軸とした新しいギフト文化として注目が集まっています。

なぜ今、パーソナライズ絵本なのか？

現代の子育て環境は、数十年前とは大きく変化しています。保護者の就労増加、SNS・動画コンテンツの常態化、対面コミュニケーションの減少など、子どもたちの周囲には「比較」と「情報量の多さ」が常に伴い、自己肯定感の形成が難しくなっていると言われています。文部科学省の調査でも、日本の子どもは諸外国と比べ“自分に満足していない傾向が強い”と指摘されています。

一方で、家族が落ち着いて向き合う時間は減っています。
「今日はなんの話をしようか」
「どんな一日にしたい？」
そんな会話の種をつくるのは、想像以上に難しいものです。

マイステラは、その課題に対して“家族で一冊の絵本をつくる”というシンプルな体験を提案しています。絵本を読むだけでなく、制作プロセスそのものに価値を置くことで、家族の時間を自然につくり出せる構造になっている点が大きな特徴です。

制作画面では外見・性格・思い出の写真などを選んでいきますが、その過程で
「このとき、こんな表情だったね」
「あなたが生まれた日は、こんな気持ちだったんだよ」
といった、家族間のあたたかい会話が生まれます。
その対話こそが、子どもが自分を肯定的に捉える土台になります。

この“制作過程で生まれるコミュニケーション”は、グッドデザイン賞でも評価されたポイントです。

世界に一冊の“家族の本”をつくる仕組み

完全パーソナライズのストーリー

子どもや家族の外見、性格、写真、出生情報、エピソード、メッセージまで細かく設定でき、物語の中にそのまま登場します。兄弟姉妹・祖父母・ペットまで参加できるため、一冊の絵本が“家族のアルバム”のような役割も果たします。

物語は2タイトルから選べます。

『ようこそうつくしいせかいへ』：誕生をテーマにした温かな物語。エコー写真や誕生日の記録、親から子へのメッセージなどを収録でき、生まれてきた日の記憶を形として残せます。
『さがして！みつけて！ふしぎなせかいりょこう』：探し絵×冒険の構成で、家族が世界のどこかに隠れているという設定。子どもが“自分と家族の絆”を遊びながら感じられる作品です。